今、居場所作りがもとめられるわけ
自分にとっての懐かしい風景は、放課後に友達の家にいって遊んだ後、遥か彼方に夕焼けが見える中、自転車を漕いで家路についている、そんな光景。
この風景が懐かしく、そして美しく思えるのは、多分自転車で向かう先に待っている家が自分にとって安心安全の場であり、憩いの場であったからだと今になってから思います。
そして実際、ただいま!と帰った先には家族がいて、今日どんなことがあったかとか話して、テレビ見て、寝て。そんな当たり前の日々がありました。
でも現在は、そんな安心できる場所がない子が増えてきている印象を受けます。
理由のひとつに、親が働いているからです。
ひとり親世帯の親は、子供を養うために必死で働いています。わりと裕福な家庭でも、両親が共働きしていると、子供の帰宅後親がいない、ってことが結構あります。
そうすると、帰宅後寂しい思いをする上に、もちろん勉強を見てくれる人もいない。わからないところがあっても質問もできない。
そんな時に、もし第二の家とも呼べるような場所があったら・・そこで、楽しいお話ができる人がいたら・・そこで宿題をいつでも見てくれる人がいたら・・・
そんな環境があれば、子供も安心して過ごすことができると思うのです。
子供にとって家が快適ならばそれが一番です。でももしそうでないなら、少しでも寂しさを紛らわせるための場所が、第二の家があれば理想的だと感じます。
だから、私はお世話になった川崎を地域で支えるべく、居場所作りに挑むんです。
きっかけは、昨日いったように、ある親御さんからの言葉でしたが、そこから地域を支える活動に目覚めたわけです。
今日はおしまい