今、居場所作りがもとめられるわけ3
「そういう場って本当に必要だよね」
僕が、学習環境の場、並びに居場所作りをしようとしていることを知り合いに話すと、このような反応が返ってくることがしばしばあります。
中には、自分の子供を取り囲む環境を例に出しながら、「もしそういう場があったらよかったのに・・・」といってくださる主婦の方もいまして。
その主婦の方がおっしゃるには、自分の子供の学校では、学力格差が本当に激しく、塾に行っていない子で落ちこぼれてしまう子がいたそうです。
それだけでなく、学区の中学校が、小中一貫校でもあるために、下から上がってくる子と、他の小学校から入ってくる子でも、壁があったそうで、中学校がわりかし多くの子供にとって、居場所になれてなかったと。
そういう子は、勉強にもついていけないようだったと。
原因を探ると、進学の構造や、中学校のクラスをまとめる先生の力、あるいは家庭環境など、いろいろな原因があるのだと思いますが、
少なくとも勉強についていけなかったり、居場所がない子に、場所を提供したり、勉強の支援をすること自体には価値があると再度思わされる事例でした。
このように、自分の活動を応援してくれたり、その必要性を認めてくださる方がいると、背中を押される感覚を覚えます。
自分が尊敬する武井壮さんも言っていました。
「仕事で帰ると疲れてて早く寝たいけど、自分のことを応援してくれる人がいると思うと、簡単にジャージに着替えてトレーニングできるんだ」と。
自分の背中を押してくれる人たちの存在があるからこそ、前に進める。
考えてみたら、これまでそんな経験なかったように思います。
だから今の挑戦は自分にとって貴重です。
おしまい