せかんどハウス〜子供の居場所作りの挑戦〜

子供の居場所づくりの挑戦記です。

得ているか

学習支援をやって思ったのは、

 

子供たちは、何かを得て帰っているのだろうか

 

ということです。

 

現在は1人で行なっているので全員を見てあげられていません、

 

また来るメンバーもわりと、1人であるいは友達同士話しながら、かりかり勉強しているので、手助けを必要としない子も多いです。

 

宿題をする場にはなっているけども、

 

なんか子供に任せっぱなしな感じもしていて、

 

わからないところが、わかるようになった!

という体験をさせてあげられてない気がしてしまいます。

 

やっばり、助っ人が必要かなと、感じつつあります。

 

先生はどう思うか

先生はどう思うのか、が気になります。

 

学校外での学習支援を快く思うのか、、

 

授業が、やりやすくなると感じられるのか。

 

はたまた、余計なこと、と思われるのか。

 

 

たぶん、好意的に受け止める方と、そうでない方と両方いて、

 

よく思われない方には、謙虚に、協力したいことを伝え続けるしかないですね。

 

 

 

学校よし

今回の、居場所作りのコンセプトは、

子供よし、親よし、学校よし

です。つまり、

学習環境を提供すれば、子供のためになるし、

親の負担減るし、

子供が学校で活躍したり、わからないところをなくしていきいきすれば、教師の負担もへるから学校よし。

ということ。

今回は、その「学校よし」について。

たとえば、

「学校よりも、僕の場所の方が楽しい、学校嫌だ」というのはできれば避けたいです。

なぜなら、先生方との関係が悪くなりうるからです。そりゃ、楽しいにこしたことはないですが。

ひいては、「学校よし」にならないのです。コンセプトから外れてしまいます。

そうなると、先生方と協力して、子供を包括的に支援していくことの支障になり、ひいては子供のためにならない、という考えがあります。

だから、前に出過ぎないように細心の注意を払うことが必要で、

先生方とうまく連携していくために、いろいろ気を使わなければいけないんです。

はっきり言って、苦手です。

でも、やるしかないです。

準備

 

いろんな想像をしてしまいます。

 

もし、

 

勉強をまったくする気がない子がきたら?

 

大きなけんかやトラブルが起きて、一部の子がきたくなくなってしまったら?

 

逆に、こちら側が居場所となるあまり、子供たちが、学校に対して不満を持ち出し、その不満を聞いた先生方が逆に苦労し、本来の目的の1つである「先生の負担を減らす」にならなくなったら?

 

 

連絡なしにいきなり大勢来てくれて、入りきらなくなったら?

 

などなど、考えられるケースは様々。

去年、こう言う想定をまったくできず、大失敗の連続だったので、

 

いろいろ想定して対策をとらないといけません。

 

 

場所

第一回を終えて、どんな課題が見えるか、

 

学習支援をやる前から、やった後に見えるであろう課題をちょっと恐れたり、ちょっとワクワクしたりしてたんですが、

 

今回思った不安は、

 

場所がないのではないか!?

 

 

ということです。

 

 

物理的な場所が、、。

 

学習室は24人いりで、今回10人きてくれたので、もう少しきたらすぐにいっぱいになってしまう、、と。

 

子供たちも、友達呼ぶって言ってたし。

 

ありがたいことだけど、入りきらなくなったら申し訳ない。

 

せっかくきてくれたのに、嫌な思いさせるのは、避けたいものです。

 

もし、空き家を使えたら、、

時間帯も幅広く、回数ももっと頻繁にできるので、その分所用人数を増やせる。

 

家欲しい。

 

 

第一回終了!

本日、学習支援第一回をやってきました。

2年生から5年生まで総勢10名。一回目にして、とっても多くの子たちに参加してもらってとてもうれしかったです。

主に算数をやってもらいました。わりと、みんな意欲があり、よかったです。

ただいろいろ悩ましいところもあります。

2年生から5年生まで十人もいると、やろうとしていることが多様で、こちらがプリントを刷ったり、教科書をコピーしたりするのが追いつかない状態、、

それでも子供たちどうしで、教えあったりしている姿にほっとしたり。

でもやっぱり、やることなーいっていって、だらける子がいたり、、

次への課題は、まずやることがないっていう状態を作らせないこと。 そのために、前の学年のものでも、割り算とか掛け算とか、わりと普遍的に必要なものをたくさん用意する必要があるかなと思いました。

でも、子供たちが楽しいって言ってくれてたので、まぁよしとするか。

居場所✖︎勉強の場、作りへの模索は続きます。。

教育課題

いま、子供の6人に1人が貧困で、、、それが教育課題で、、

 

 

という声が、問題意識を持った方から聞こえます。

 

 

昔は僕もそれを問題視してましたが、

どこか実体がないただのデータのように最近は感じます。

 

その「貧困」とされる子たちは、

学校では、活躍できてる?

 

仲のいい友達はいる?

 

クラスの友達からいい印象持たれてる?

 

授業にはついていけてる?

 

学習意欲はある?

 

親とは仲がいい?

 

毎日楽しい?

 

自分のこと好き?

 

データだけ見ると、これらの質問に全部「ノー」な感じの子を想像しませんか。

 

僕はしてました。

 

でも、実際はそんなことはないことも、かなりあります。

 

一方で、超リッチな家庭であっても、上記の質問にノーな子はいます。親が共働きで寂しさを覚えてる子とかとくに。

 

たしかに経済的に恵まれていない子の方が、金銭的には不遇な環境なので、問題視されやすく、実際、教育費などで家庭が苦労していることもたくさんあるとはおもうので、支援は必要だとは思いますが、

 

 

だから、お金がない子達は総じてかわいそうなんだ!という論調には違和感を覚えるんです。

 

 

おそらくそれは、

子供たちの勉強に取り組む真剣な眼差しや、友達とのキラキラした笑い声を肌で感じたからなのだと思います。

 

 

この子たちなら、やっていけるのではないか、と思わされたんです。

 

 

高校受験や大学受験、大学の授業料などで、本当にお金が必要になった時に、大変な苦労を強いられるのかもしれませんが、

 

なんとかなるのではないか。と。

 

 

それより、

 

 

一人一人が抱えてる悩み、状況にフォーカスする方が僕はしっくりきます。

 

 

一般的に、今の日本はこれが課題だ!ではなく、

 

身近なこの子が輝くためには、何が必要か

を考えたいです。

 

僕のやろうとしてる居場所作りも、

今の子たちは居場所がないんです!とか勉強する環境がない!と声高にさけびたいわけではないんです。

 

ある子もかなりいます。

 

それよりは、

居場所、学習環境は、あった方がないよりはいいと感じる子がいるはずです!

と伝えたい感じです。

 

 

今はそんな気持ちです。